俺の可愛いサンタ-4 《4》

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2007年12月
クリスマス企画小説シリーズ第4弾/後藤圭×月夜野ルカ
【R18/ボーイズラブ/ファンタジーラブコメ】
※性描写のある小説ですので苦手な方はご注意下さい。
「あ、あのさ…ルカ……」
そう言い掛けた俺の背中に、いきなり誰かが抱きついてきた。
「わぁっ! 圭先輩見っけ!」
「へ!?」
慌てて振り返ってみると、同じ大学のサークルの後輩である河合歩(かわい・あゆむ)だった。
「あ、歩ッ!?」
「ふふ……見つけちゃいましたよ、先輩」
じゃれつくように、背中から俺の首に両腕を廻してしがみついたまま、歩は甘えた声で耳元にそう囁いてきた。
「な、何だよ……お前も来てたのか?」
「あれぇ? やだなぁ、先輩に会いたかったから来ちゃったんですよ」
そう言ってニッコリ笑うと、歩は柔らかそうな頬を背中越しに俺の頬にすり寄せた。
「お、おい……こら、離れろって」
必要以上にまとわりついてくる歩の身体を離そうとするが、なかなか離れそうな気配はなかった。
「いいじゃないですか。そんなに照れなくたって」
「そ、そんなんじゃないって……」
歩は、今年うちの大学に入ってきた俺の可愛い後輩だ。
薄栗色のサラサラした髪に、まだあどけなさの残る茶褐色の悪戯っぽい瞳。
小柄で可愛らしい天使のような外見とは裏腹に、甘えん坊で我儘なところもあるのだが、大学ではファンクラブみたいなものができるほど人気がある。
なんでも、高校生の頃から『メンズ通信』や『メンズ・ノン』などのファッション雑誌でモデルをやっているらしい。
歩が俺たちのサークルに入ってきてから親しく話すようになったのだが、最近は特に俺の周囲に現れるようになった気がする。
「あれ?」
ふと目をとめた歩が、俺の横に座っているルカに気がついた。
「あのぉ……先輩のお友達?」
「あ……あは…は、紹介するよ。えっと……こいつはルカ……月夜野ルカ」
まずは俺の隣にいるルカを紹介した。
複雑な表情で歩を見つめているルカの横顔に、俺は僅かな胸騒ぎを覚えた。
「そ、それでな、ルカ? こっちが……」
ルカに歩を紹介しようとして俺がそう言い掛けた途端、歩が自ら自己紹介をはじめたのだ。
「初めまして。僕は圭先輩の後輩で河合歩です。どうぞよろしく……歩って呼んで下さいね」
「あ……は、初めまして……ルカです。こちらこそ……よろしく……」
ぎこちない挨拶を交した後、歩はルカの心の内を探るように見つめ続けた。
「そう言えば……ルカはうちの大学の学生じゃないの?」
「え? あ……はい」
【To be continued】
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